【1冊でOK】自己啓発本や成功談を何冊読んでも意味がない理由【おすすははこれ】
本には小説やら学術書やらジャンルが様々ありますが、その中の一つとして自己啓発本というものがあります。
自己啓発本とは成功者の成功までの体験談から、成功に必要なマインドなどが書かれているもので、読むと仕事のやる気が上がったり新しい道へ進む勇気などをくれたりします。
有名なところで言えば本田健さんの「ユダヤ人大富豪のすすめ」やスティーヴンRコヴィーの「七つの習慣」などがあり、実際にこのジャンルを読んだ人も多いと思います。
ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣 (だいわ文庫)
- 作者: 本田健
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/02/09
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ぼくも自己啓発系のや成功談にハマっていた時期があり、本を何冊も買ったり近くの図書館で読み更けていました。
自己啓発本の効果
実体験としてもやはり自己啓発本を読むと自分も成功するぞというモチーベーションがめちゃくちゃあがり、普段慎重なぼくでも大胆に行動したくなります。
また初めは普通の人だった人が成功者として成り上がるサクセスストーリーな展開であることも多く、単純に読み物としても面白いものになっています。
モチベーションがあがる
自己啓発系の本では成功談から成功者が成功するまでにしてきたことや必要なマインドなどが書かれています。
これらのマインドはいますぐに始めることができるので本を読んだ後は特にモチベーションが上がります。
意識して自信が持てをあげるのって結構難しかったりしますが、自己啓発を本を読んだ後はやる気やモチベーションを高めることができます。
モチベーションが上がると様々なことを挑戦する後押しにもあるし、積極的な姿勢にもなれるのでメリットも多いです。
自信がつく
成功談に出てくる人は成功した後にとってはとても偉大な人だと思えますが、もともとは一般的な人、もしくは貧しいところからスタートしている人が多いです。
なので現実的で親近感も感じられ、著者自身も一般の人の気持ちを理解できているので語り口も優しく分かりやすいものになっています。
本には成功に必要なあれこれだけではなく、成功に導くための励ましのことばなども書かれていることが多いです。
なので全ての人を対象にしており、普段はさえない自分でも成功できるかもしれないという希望を与え、自信ももらえます。
ぼくも普段はあまり自信がない性格ですが、これらの本を読んでからは自信が少しずつ持てるようになりました。
自分を振り返る良い機会になる
普段あまり自分自身を見つめなおす機会というのは限られていると思いますが、自己啓発を読むことでも反省もできます。
自己啓発本の中にはチェックシートなども用意されていることが多く、自分自身の分析もできるようになっています。
自分自身の性格をつかみ、自分がどのタイプで、どのようなことをすればいいかなども自己啓発本は教えてくれます。
現状自分自身がどんな立場で、そこからどのようにアクションを起こしてくかというのは成功においても重要なことです。
自己啓発本のデメリット
しかしその自己啓発本を難十冊も読んだ僕ですが、その後別に大きな成功をしたわけではなく、むしろデメリットなことも感じました
読んだだけでは変わらない
これは自己啓発本あるあるなのですが、読み終わった後ってボリューム的にも満足感があって凄い満足してしまうんですよね。
本には成功に至るまでの半生などが描かれていることも多く、話を進めているうちに著者と共感していき最期のほうではなぜか自分も成功した気になっています。
しかし自己啓発本を読み終わっただけでは、読む前と環境の状態は何一つ変化してはいません。
重要なのは本から何を得て、どのように行動して得た知識を活用していくかというところにあります。
なので自己啓発本は基本的に読むのと行動するので1セットととらえた方がいいと覆います。
モチベーションは続かない
本を読み終わった後はかなりモチベーションが高い状態になっていて、いますぐ起業してやる!ぐらいの勢いがあります。
しかしそれらのモチベーションも基本的には長く続くことはなく、数日・数週間すればなくなっていることも多いです。
なのでモチベーションにも消費期限があり、モチベーションが高くなったときはなるべく早く行動を起こす必要があります。
盲目になる
自己啓発本を読んでいると著者のあまりにも輝かしい経歴や構成などを見て偉大な人だと感じますよね。
実際に偉大な人であることには間違いないのですが、行動や言動をすべて肯定的にとらえてしまう信者状態になってしまう人もいます。
信者状態になってしまうとその人の言うことが絶対だと勘違いしてしまったり、それ以外の事実を受け止めようとしなくなります。
簡単に思考が柔軟ではなくガチガチになってしまっている状態なので、むしろ成功から遠のいているような状態にあると思います。
もちろん参考にすることは大事ですが盲目的に信用はせず、あくまで必要な情報を淡々と認識していく読み方が良いでしょう。
成功談は再現性が低い
これは一般的にも言われていることで、所謂成功談というものは再現可能性がとても低いということです。
たとえば「ユダヤ人大富豪の教え」では著者がとあるきっかけからユダヤ人の大富豪と知り合いになり成功のノウハウなどを得ていくストーリーですが、誰もがユダヤ人の大富豪と会えるわけではないですよね。
他にもその時代にたまたま流行っていたものとか、自分の才能とか人によって条件は複雑なので成功者と全く同じことをしたからといって成功するわけではありません。
再現性が低い理由
- ・時代が違う
- ・性格が違う
- ・環境が違う など
このように成功談は再現性が低いので、再現しようとしても徒労に終わる可能性が多く、これらの成功談をいくら読み漁っても意味がありません。
しかし失敗の体験談などは再現性が高く、つまりだれでもなる確率が高いとされていて自己啓発本に失敗談などがあればそれは自分にも起こる可能性があると考えた方が良いでしょう。
夢が異常に大きくなる
自己啓発本のストーりーで出てくる人もどの人も多きな成功を上げていて、成功のスケールもとても大きいです。
たとえば何十億円の大富豪になったり、起業して複数の企業を経営して豊かに暮らしているなどうらやましいものばかりです。
なのでこれらのストーリーを見た後っていきなり夢のスケールがとんでもなくビッグになるんですよねw
大きすぎる夢
- ・億万長者
- ・経営者
- ・自由な生活 など
もちろん目標を立てることにおいて敢えて高く設定するというのも大事ですがあまりにも現実から乖離していると後で苦しむこともあります。
ぼくの場合は就活のシーズンに読んでいたのですが実績も乏しいのに現実的でない大きな企業にエントリーして時間を無駄にしたり、副業でやってたFXも大きなポジションをもって損したりなど散々でしたw
やはり最終目標として大きな夢を掲げるのはよいですがそれをいきなり狙ってしまうと損することのほうが多いです。
なので最終目標とは別にステップとして小さな目標を積み立てていくというのが重要になってくると思います。
自己啓発本を最大限活用する方法
このように自己啓発本にはメリット・デメリットがあり使い方によっては損もあるわけですがうまく使えばとても良い本であることも確かです。
数十冊の自己啓発本を読んでみて、実際に重要だと思うことを以下にまとめてみます。
共通項を見つける
自己啓発の本を読んでいるともちろん本ごとの特徴などもあるのですが共通項なども見えてきます。
成功の条件って曖昧だし不確定要素によるところも大きいのですが、どの本にも共通しているところって成功において結構大事だったりします。
注目のポイント
- ・共通のマインド
- ・共通の行動
- ・共通の環境 など
それらのポイントを押さえておいてメモをしとけばこれから読む本の流れとかもわかってくるので自己啓発ジャンキーのリスクも減らせます。
同じ本を何度も読み返す
そして自己啓発本は何回読み直しても新しい発見があったり、読んだ後のモチベーションなども変わらず得ることができます。
なので無理して新しい自己啓発の本などを読み漁る必要性は薄く、より効果的な本を何度も読み直した方が効果も高いと思います。
なかには自己啓発ジャンキーという自己啓発の情報があればあるほど成功できると思い込んでいる人もいるかもしれませんが、何十冊と読んできた経験上その可能性は低いです。
そういう状態にある人は後で高額な情報商材などにも手を出してしまう可能性もあるので注意する必要もあります。
手元に入れておく
個人的には自己啓発本は同じものを何回も読むことをお勧めしていて、常に手元に入れておくとより効果的になります。
本によっては文庫タイプになっているものもありポケットサイズの置き差なので通勤などのバックにも余裕で入ります。
最近ではKindleなどの電子書籍でも自己啓発本がいくつもリリースされているのでペーパーレスでも利用することができます。
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実際にぼく自身も通勤中にKindleを持ち運んでいて、なにか勇気が欲しい時とかには読み直したりしています。
アクションを起こす前が効果的
自己啓発本にも読むのにふさわしいタイミングというものがあり、それは何かアクションを起こす前の手前です。
何か新しいことをチャレンジするときってワクワクもある分、不安なども大きくなかなか前に出せずにいることもあります。
そのようなときに自己啓発本を読むとモチベーションが上がりあたらしい挑戦をする後押しをしてくれます。
上にも書いたようにモチベーションは長くは続かないので、そのモチベーションが消えなる前というのが重要なタイミングですね。
行動を重視する
自己啓発本は読んだから必ず成功できるといものではなく、あくまでも読者のモチベーションなどをあげるためにあります。
なので自己啓発本を読んだらその熱が冷めないうちに行動することにより初めて効果があると思います。
世の中には自己啓発本の成功談だけを読み漁っているひとがいますが、それはあまり効果的ではないと思います。
また自己啓発本を読んだ後って漠然と成功したくなるのですが、具体的に何で成功したらいいかとかすぐには浮かび上がりません。
なのであらかじめ自分の野望やヴィジョンを明確にして、その推進剤として活用していくというのがより効果的だと思います。
おすすめの自己啓発本
自己啓発本は歴史も古く古今東西問わず多くの種類の本が現在までもリリースされています。
このように様々ある自己啓発本がありますが個人的には
- ・古典である(不変だから)
- ・モチベーションの上がり具合
- ・偉大な成功者
という面を特に注目しています。
最近では経歴の怪しい人が高額で自己啓発商材を売っていることもあり、それなら誰もが知る成功者で、古くから親しまれている本のほうが信用できます。
また個人的に自己啓発本は成功までのストーリーというよりかは、読んだ後にどれだけやる気が上がるかという指標で選んだほうが良いと思います。
思考は現実化する
アメリカの鉄鋼であるアンドリューカーネーギーやエジソン・ガンジーなど500人以上の成功者を研究し、彼らの成果なども踏まえた成功法則などがまとめられて本になったものです。
国内外問わず人気の本で、本としても歴史が古く、現在もなお多くの人に親しまれていてファンも多いです。
ページとしてもボリュームが多く、抽象的なものから具体的なものまで成功者の研究による成功法則などが網羅されています。
人を動かす・道は開ける
こちらも日本ではかなり知られていて、有名人や起業家など多くの人に親しまれていることでも有名です。
カーネギーの本は数冊ありますがその中でも「人を動かす」と「道は開ける」が有名で、歴史もあり現在では文庫版にもなっていてお求めやすくもなっています。
この本は資産での成功というよりかは、無駄なことに悩まないなど人生をより豊かにアプローチするためのアイデアなどが書かれています。人生の豊かさというのもまた成功の一つですよね。
- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
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- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,香山晶
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「原因」と「結果」の法則
こちらはほかの本と比べて本のボリュームなども薄いですが、その分構造もシンプルで本質的なことだけが書かれています。
またコンパクトがゆえに持ち運びも簡単で、かつ本質的なことし書かれていなにので抵当なページを開いただけでもためになります。
特に因果関係を重視したものになっており時間軸での自分自身を振り返っていく際にも非常に助かるものになっています。
- 作者: ジェームズアレン,James Allen,坂本貢一
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
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まとめ
本屋に行くと自己啓発本のコーナーがあるぐらいたくさんの自己啓発本がありますが、何十冊と読んだ結果、ひたすら読むというのはあまり意味ありません。
自己啓発本はあくまで自分のモチベーションの推進剤であったり、自分の内心を振り替える鏡的な要素が強いのでお気に入りの一冊を何度も読み返すことをお勧めしています。
世の中には自己啓発本は無駄という声まありますが、使い方によっては人生を豊かにするにおいて有用だと思います。
なので無駄だと思う使い方をやめて、正しい使いかたで自己啓発本を利用していければより人生も豊かになると思います。