音響外傷になった元バンドマンのぼくが耳に悪影響だったものをまとめる(音楽好きな人必見)
今はさっぱりですが、学生時代の数年間に友達と音楽のバンドを組んでガッツリ活動していた時期がありました。
月に一回ライブしたり夏休みなど長期で時間を確保できるときは一週間に二回(3時間)ぐらいスタジオで練習していました。
感じた不調
はじめの数年は別に問題なかったのですが、ある日いつものようにスタジオ練習を終えてメンバーと帰路についていると明らかに右耳の様子がおかしいことに気づきました。
なんか耳に水が入っているような、詰まったような感じで耳鳴りが異常に大きく周囲の音もよく聞こえませんでした。
実際に感じた症状
- ・耳が詰まった感じ
- ・聞こえにくい
- ・自分の声が響く など
やばいなとおもいつつもライブやフェスに言った後も数時間は耳が痛いし、一日寝れば直るだろうと思いその日は病院にいきませんでした。(超楽観的)
その夜は耳鳴りがひどいし詰まってる感じもも気持ち悪いしで寝つきが悪く、もしかして突発性難聴じゃないか?という不安も募って寝れなくなっていきました。
次の日ももちろん良くなっていなかったので、これはまずいと思い結構大きめの耳鼻科に行くことにしました。
病院での診断→結果
耳鼻科では耳の中をカメラでチェックしてもらったのち、暗くて狭い電話ボックス的な部屋で聴力検査を行いました。
検査の流れ
- ①聴力検査
- ↓
- ②耳の診察
結果は症状や経緯から見て音響外傷と診断されました。
音響外傷とはその名のとおり音の刺激により耳にダメージを受けてしまうもので、聴力低下や耳鳴りなどの影響を及ぼします。
この症状は慢性・急性があり日々大きな音にさらされている環境の人に多いとされていてある種の職業病のようなもので、先生も現場作業員やミュージシャンなどに多いと言っていました。
なりやすい職業
- ・ミュージシャン
- ・現場作業員
- ・ライブ監督 など
また音響外傷によって傷ついた有毛細胞は基本的に修復されません。
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たいていは適切な処置を受けることによってにある程度まで緩和されるので幸いにも聴力に特段の問題はありませんでした。
しかし後遺症として耳鳴りと聴覚過敏の症状が大なり小なり起こってしまうようです。僕の場合は今でもコンディションによって耳鳴りに悩まされることがあります。
こうして病気になってから今までの自分を反省してみて、振り返ってみると耳に良くない行動をたくさんしていたので今後これ以上悪くしない/予防としてみてもらうためにリストをまとめてみます。
無意識にしている耳に悪いこと
密閉型イヤホン(ヘッドホン)で大音量で聞く
歩いている人を見かけてもイヤホンをつけている人は多いですが、適切な音量調整はできているでしょうか?
イライラしてるときなどついつい音楽を大音量で聴いてしまいがちです。(ぼくも大音量でメタル聞いてた)
常に耳を大音量をさらし続けることによって、耳が傷つきやすくなってしまいます。イヤホンを外した後に耳が痛かったりキーンと耳鳴りがしたら要注意です。
また密閉型のイヤホンははノイズをキャンセルするのには向いていますがダイレクトに耳に入ってくるので傷つきやすいですし、衛生的に考えてもあまりよくないと思います。なので密閉型ではないイヤホンを選ぶと良いでしょう。
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狭い部屋でバンド練習
ぼくが音響外傷なった大きなこころあたりはこれです。基本的にスタジオはドラムの音の大きさに周りが合わせるので音も大きくなります。
特に狭い部屋では音が反響しやすいので室内はとんでもない音の大きさになっています。
シンバルの高音からベースの低音までてんやわんやに響いているのでデリケートな耳には良い環境とは言えません。
実際にスタジオミュージシャンやアーティストなどもよくなる病気なので、音楽をやる人にとって音響のバランスは非常に重要なポイントだと思います。
狭い部屋での大音量カラオケ
これもスタジオと同じ原理です。基本的にカラオケの部屋は小さめで流れてくる音量は大きいです。
音楽大きいほど雰囲気も盛り上がるかもしれないですが、耳に良くないので演奏の音は極力小さくしたほうが良いでしょう。
ライブハウスでスピーカーの近くにいる
ライブ会場は大きく分けてステージと客席の二つに分かれており、それぞれ中音と・外音と呼んだりしますがステージの中の音と客席での音は異なります。
仕組みとしてはステージ上の音をマイクで拾ってそれを客席側の巨大なスピーカーで増幅して発信して客席全体へ響かせます。
客席のスピーカーの位置・個数はさまざまですが基本的に両端の最前にそれぞれ一個ずつ設置されていることが多いです。
※赤丸らへん
なので最前列の一番両端にいる人はスピーカーの大音量をダイレクトに受けてしまうことになるので、位置的にはそこを避けてなるべく音が届かない場所を選ぶのが耳的には良いです。
最近では野外フェスなども盛んになってきて、終了後に耳に違和感を訴える人たちも増えてきているそうです。
不摂生な生活(体調管理)
不摂生な生活には主に睡眠不足や二日酔いなどさまざまあり、このような悪いコンディションだと耳にダメージを受けやすくなってしまいます。
ただでさえ具合の悪いときって自分お声が響いたり音が大きく聞こえたりしますよね?なので体調が良くないときに大音量の場所にさらすのは避けるのが懸命だと思います。
・・・
僕は結構これらにあてはまる役満環境だったので、ある意味なっても仕方なかったといま振り返っても思います。しかし現場作業や好きなバンドのライブなどどうしても行きたいと思うこともあるのでその対策も挙げます
大音量への対策
音を小さく
これはそのままですねwポータブルオーディオプレイヤーやカラオケでの音量など自分の力で下げられる音量は気持ち小さくしましょう(腹八分目ぐらい)。
はじめは物足りないと感じるかもしれませんが徐々に慣れてきます。目安としてはMAX音量の3分の1以下ぐらいでしょうか。(昔のぼくは半分以上だった)
耳栓をする
さいきんではライブ会場に足を運ぶお客さんに考慮してか耳栓をおいているライブ会場も少なくありません。
たしかに耳栓は大音量からいい感じに守ってくれる優れもので実際にぼくも耳栓をしてライブに行くことがありますが、普通に満足に聞こえます。むしろ楽器の音をよく判別できる気がする。
もちろん100円ショップで売っているような耳栓でも良いと思いますが、アーティストやライブ好きな人専用の耳栓なんかも発売されていたりするのできになるひとはチェックしてみてはいかがでしょうか?
ぼくもそれを使っているんですけどちゃんと音楽的に不快な周波数を見つけてカットしてくれているみたいなのでライブ好きとしては重宝しています。
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体調管理
上にも書いたとおり体調が不調だと体にかかる負担も大きくなるので、大音量の場所に行く際には良い体調であるほどリスクが低いです。
しかし重要なのは大音量の場は極力避けることなので、普段から耳栓など各自できる対策もしておきましょう。
あと最後に自分流ですが後遺症の耳鳴りなどに対する対策も乗せて起きます。
後遺症(耳鳴りなど)への対策
音楽を流す
耳鳴りにも程度があると思いますが基本的に僕は普段仕事をしているときなどはあまり気になりませんが寝る前の静かな場所だとめっちゃきになります。
それがストレスになって眠れなかったり、耳鳴りが大きくなる負のスパイラルにも陥りやすくなります。
基本的にぼくたちの感じている音は脳の信号であり、より大きな音に注意するようにできています。なので僕の場合は仕事中は気にならないけど寝る前の静かな環境では気になるようになります。
それを逆手にとって耳鳴りが気になってしまうときは音楽プレイヤーでリラックスできる音楽を小さめに流してそれに意識を集中して耳鳴りをかき消しています。
ぼくは基本的にスマートスピーカーを利用していて、これは声だけ操作ができるので「リラックスできる音楽を流して」とか「何分後に電源オフ」とか言うと、自動でプレイリストから音楽を流してくれたり言々をオフにしてくれたりするとても便利なヤツでいまでは欠かせない相棒です。
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体調管理
耳鳴りなども体調によって大きさが変わってきます。普段なら割と大丈夫でも自律神経が不調だったり、ストレスや疲労がたまっているとわかりやすく耳にきます。なので健康管理やストレスマネジメントなど行って症状を悪化させないのも重要ですね。
またサプリメントなどでもある程度緩和されるそうなので、気になる人はサプリや医者の先生と相談して薬を処方してもらうなどしてケアしていくのも良いでしょう。
まとめ
音響外傷は普段大きな音量の環境でいることによって発症するもので、長い時間かけてくるものや急にくるものなどがあります。
基本的にアーティストや現場作業員に多いとされていますが、最近ではフェスやライブに行く一般の人なども普通になるので前もって対策して耳を大事にしましょう (,,•ω•,,)و.