バカッターやバイトテロで関係ない人たちが受ける損失とデメリット
最近SNSなどでバカッターやバイトテロと呼ばれるモラルを無視した低俗・危険内容の投稿がニュースなどで取り上げられるようになって実際に目にしたり聴いたこともある人も多いと思います。
例えば渋谷のハロウィンでは若者を中心としたお祭り騒ぎでゴミが散乱していたり、トラックが横転させられて当事者が逮捕されるなんて事件もありました。
実際にあった問題
- ・イエローハットの店員
- ・貯水槽清掃員
- ・くら寿司アルバイト
ほかにもバイト中に衛生的に良くない行為をしている動画なども取り上げらたりして雇用している会社が謝罪などをするケースもありました。
ニュース 【報ステ】不適切動画で・・・大戸屋が一斉休業で勉強会(19/03/0
昔から多少はこのようなモラルの低い行為はところどころであったと思いますがSNSなどが普及して、それらが多くの目に留まることによって問題も表面化してきました。
さらに近年は注目されようと過激な投稿をする人が増えてきている傾向にあります。
モラルが低下しているなと感じる一方それらが進むことによって実際に何も関係の無いぼくたちにとってもデメリットを感じるようになりました。
モラル低下のデメリット
サービスが受けれなくなる
一部の質の低いユーザーによってサービス自体が制限されたり、廃止されてしまうなんて話はよくあります。
たとえばハロウィンの件でも一部の人たちでイメージが下がり、来年からは規制を強くしたり廃止しようなんて案も検討されています。
ほかにも駅に設置されているピアノでいたずらしたりして、すぐに撤去されてしまったなんて話もありましたよね。
なのでモラルが低下すると今までは無料で受けられていたサービスが有料になったり、好きなサービスが廃止されたり一部の人たちのせいでその他大勢の人たちに大きな迷惑がかかるようになります。
自分に危害が加わる可能性がある
バカッターは見ていて不愉快というだけではなく自分が被害の当事者になってしまう可能性も含んでいます。
例えば衛生的に良くない場所で調理された品を出されたり、町を歩いていて写真を取られたりなど自分に危害が加わる可能性もあります。このような状態が続くと治安としてもかなり悪いものになっていくと思います。
普段動画などを見ていて自分には関係ないだろ・・・とか思っていてもあるひ自分が動画でいじられている可能性もあるのです。
このような問題は日本だけでもなくアメリカを始め世界各国でも問題になっていたりします。
むしろ海外のほうが過激なぐらいで実際に裁判沙汰になるようなケースなども多数存在しています。
経済が落ち込む
バイトテロなどで店員が不祥事を起こすと責任を取るのは大体はその企業になります。
もちろん店員の賠償問題などもありますが、店側のルールなどは徹底していたのかなど世間やメディアから徹底的に詰められます。
そのような不祥事が起きてしまった店舗はその店員がいないところも含めて客の数が大幅に減ってしまったり、その結果株価の下落を誘引するなど経済的な目線で見てもかなりの損失があります。
なのでバイトテロやバカッターは当事者だけでの問題ではなくて、会社や経済全体など幅広い分野で問題を引き起こす原因になっているのです。
バカッターが多い原因
このようにモラルが低下することによってかなりのデメリットがあり、メリットなどありません。
しかしこれらの問題は年々取り上げられているにもかかわらず、なかなかとどまることを知らないのでしょうか?
注目されたいから
人間の欲求のひとつとして人に見てもらいたい・認められたいという承認欲求や自己顕示欲といったものがあります。
認められかたには様々ありますが人によっては多くの人に注目されたいというものがあります。
少し前であれば有名になるためには芸能人を目指したりミュージシャンになるなんて道がありましたが、最近ではネットの普及によって配信サイトなど誰でも手軽に人に見てもらえるような環境が整いました。
しかし平凡なコンテンツではなかなか人に見てもらえないので、注目されるために過激な行動などを起こす人もいます。
このようにネットでは手軽に承認欲求を満たすことができますが、反面問題点が多いのも懸念材料になっています。
収益がほしいから
配信プラットフォームによっては再生数に応じたインセンティブ(収益)を提供している会社もあります。
最近ではYouTuberなど新しい職業としても注目されていたり、経済力を手に入れるのにも有効というのも世間的に広まっていますよね。
健全に華々しいYouTuberになる人がいる一方、過激な人たちがいるのも事実です。
だいたい収益はそのコンテンツの再生数によって決まることがほとんどです。なのでその再生数を増やすために法的にギリギリ(アウト?)な過激なことをする人もいます。
危ない例
- ・人を指差して中傷
- ・不法侵入
- ・警察官と鬼ごっこ など
たとえばあるYouTuberが動画内で声をかけて振り返った女性の顔を評価するという動画が炎上しました。
それ自体は法的に犯罪を犯しているわけではありませんが、それを見た人は傷つくかもしれないしモラルとしてはアウトですよね。
そのようにさいきんでは上のように上手く法律の穴をくぐっている人が増えてきていて、タチが悪くなっているという印象があります。
なので最近では規制なども厳しくなって良いと思う一方で関係の無い人のコンテンツ作りの制限がかかるのは残念だと思います。
ネットリテラシーが低い
このような事件が起きるとき当事者は大体10代から20代の若者が中心ですよね。彼らは社会的な経験も少ない未熟な状態なので問題も起こしやすい傾向にあります。
近年では割とネットは広く普及していると思いますがそれでもまだネットリテラシーが足りてない人も多いのではないかと思います。
モラル的な部分ではしっかりしているのにネットに過激な動画を出したらどのように拡散され、自分に害があるのかというのを把握できていない人という人も多くいると思います。
なのでモラルだけでなくネットリテラシーも欠如していると、ある日突然ピックアップされて注目されたくないのにネット中に広まってしまうことがあります。
モラル低下の対策
モラル低下のデメリットや原因などを考えてみて、このような状況が続くとより自分たちの生活が不便になることが予想されます。
そんな時これからのせだいはどのような対策が必要になってくるのでしょうか?
認知を広げる
バカッターやバイトテロなどの概念が生まれて広まってしまっていること自体悲しいことなのですが、ある意味でそのような概念が広まったことによるメリットもあります。
それらの概念が広まったことによりこのようなコンテンツを投稿すれば問題になるということが認識できるのである種の抑止力になると思います。
また企業もいままで曖昧だった規則をしっかり決める良い機会にもなります。
なのでこのような問題が起きたときはなるべくニュースで大きく取り上げられたほうが世間的な認知度も広がるし、それに対してどのような対策を講じていくかなど考える機会も増えてくると思います。
損失を知る
バカッターなどを行うことで実際に自分にとってどのようなリスクがあるかを知っておけばわざわざそのようなことをするひとは少なくなると思います。
例えばバカッターなどで当事者になった人たちは会社から多額の賠償責任を貸されたり、決まっていた内定が取り消されたり今後生きていく中でも足を引っ張ってくるものになっていきます。
SNS上で炎上した場合は誰であろうと簡単に特定されてしまい、拡散され自分の名前と顔が世間に広まり非難の対象となります。
実際の損失
- ・自分の顔と名前、悪行が拡散される
- ・就職に不利になる
- ・企業から損害賠償を受ける など
なのでそのようなリスクをあらかじめちゃんと把握する機会などがあれば、このような問題はさらに減少していくのではないかと思います。
教育に力を入れる
モラルというのは人から人へ伝わるもので法律などでしっかり決まっているものではないので基本的には曖昧なもので時代によって内容も変わっていきます。なのでモラルに頼る時代自体ももしかしたら時代遅れなのかもかもしれません。
なのでこれからの時代はそんな曖昧なモラルにとよらなくても済むようにしっかりしたルールなどを徹底するのもひとつの手だと思います。そのような先手を打つことによってあらかじめ問題を未然に防ぐこともできます。
そして学校教育などでも授業として道徳がなくなるなどの動きもあるかもしれませんがやはり幼少期のうちに染み付いた感覚は重要なので道徳も力を入れ、学校でもリスク管理やインターネットリテラシーなど深く学ぶ機会が必要になってくると思います
まとめ
さいきんバカッターやバイトテロなどモラルの低い問題が起きて、実際その問題によって「無関係なぼくたちが実害を受けるんじゃね?」と思ったので今回はこの記事を思いつきました。
なので自分たちも当事者にならないことに気をつけ、社会的にもっとみんあが考えるようになったら良いなと思います。モラルは換金できませんが、お金に変換すればかなり高い価値のものだと思います。
実際にモラルによって成り立っているサービスなどもあるので、モラルをもっと意識してみるともっと良い世の中になるのではないかと感じます。なのでモラルをもっと向上させていきたいと思っている昨今でした(●・ω・)ノ