はてなブログのアドセンス申請でなぜか不合格になる人へ贈る合格方法
先日無事にGoogle Adsenseの審査をパスして無事に利用することが可能になりました。
アドセンス自体は昔から利用していたのですが去年あたりから審査の方法が若干変わっていることに今更気がつきました。
主な変更点
- ・サイトごとの登録が必要
- ・サブドメインも登録が必要
- ・審査が若干厳しくなった?
などがあります。以前まではアドセンスの申請にはひとつのブログで合格すれば他の所有するどのドメインでも使用することができていましたが、今回の変更でドメインごとに審査を合格しなければ利用できなくてなってしまいました。
よくよく考えてみれば今までがやさしかったのかなと思いますが、近年の利用者の増加やポリシーの変更などで若干審査も厳しくなっていると思います。
いままでは審査をしなくてもアドセンスを利用できていましたが最近はサイトごとに審査を受けなければいけないのでなかなか大変です。
申請の手順としては以前と変わらず若干プロセスが変わってむしろ楽になった方ですが、アドセンスを新しく申請するには最低でも以下のポイントを守る必要があります。
最低限注意するポイント
十分なコンテンツ
アドセンスの審査するためには一番重要なことはコンテンツが充実しているかどうかという点で、空白のサイトに何も無い状態では確実に不合格になるでしょう。コンテンツとは具体的にいうと
コンテンツの目安
- ・記事の数(目安:10記事以上)
- ・文字の数(目安:1500字以上)
- ・サイト開設から時間がたっている(目安:1週間以上)
アドセンスでは明確に合格基準を公開していないので詳細なポイントはわかりませんが全体の合格者の意見をざっとまとめてみると以上の点が重要になります。
通説には3記事以上でも受かったとか1000文字以下でも大丈夫などの記事を目にしますが合格をしかっり狙いたいのであれば最速にこだわらず、しっかり丁寧にサイトを作っていくことをお勧めします。
アドセンスのポリシーを守る
アドセンスを利用するためには、アドセンスが発表しているポリシーをしっかり守っていく必要があります。
たとえば暴力的なものなどはこれに違反し、それらのコンテンツが少しでも見える場合は結構厳しくチェックされて普通に落とされます。
審査のときだけそのようなコンテンツを隠して合格したとして今後運用していくことにおいてそれらのコンテンツに触れていると広告が剥奪される可能性があるので、そのようなサイトを運営する場合ははじめから利用しないのが得策です。
プライバシーポリシーとお問い合わせは必須
アドセンスの審査基準は不透明なことも多いですが、プライバシーポリシーやお問い合わせフォームを設置するというのは必須になっています。
プライバシーポリシーは個別ページにサイトの方針などを公開するもので、一から書き上げるのは大変ですが、ネット上でテンプレートも出回っているのでそれらを活用するのが良いと思います。
お問い合わせフォームは運営者と利用者をつなぐためのもので、たとえばHTMLのメールリンク(mailto)やサードパーティのメールフォーム(Googleフォーム)などを利用するのがコストもかからないし良いと思います。
はてなブログのユーザーが注意すべきこと
はてなブログのユーザーで、以上のように最低限のことを注意して申請しているにもかかわらずなかなか上手くいかないということがあります。
たとえば審査時間が以上に長かったりサイトが見つからないなどの不具合です。
前々からはてなブログとアドセンスは相性が悪いといわれていて、実際にこのブログもはてなブログで運営していましたが合格までかなりてこずりました。
ぼくは以前にアドセンス合格経験があったのでノウハウなどはわかっていたので不合格になったときは意味がわからなかったです。
そのあと何回も不合格になり続けてなぜ普通に合格条件は満たしているはずなのに合格できないのかが判明しました。
URL転送ができていなかった
アドセンスの審査フォームでドメインを入力する際にはhttpなどは必要とせずトップレベルドメイン(mofflog.com)だけです。
サブドメイン(wwwなど)を利用している場合は別途で追加する必要があります。はてなユーザーはサブドメインから始まるなのでここも重要なポイントですね。
基本的にはてなブログでアドセンスに申請するためには独自ドメインが必要なのではてなブログPROの加入が必須条件です。
はてなブログPROだと無料でSSL(https)が利用できるのですがこれが大きな落とし穴でした。
アドセンスの申請では基本的にhttpのアドレスで確認作業に入るようで、httpsのサイトにはダイレクトにアクセスしてくれません。
実際にサイトにアクセスできない場合は以下のような文が表示され、実際に目にした人も多いと思います。
お客様のサイトで複数のポリシー違反が確認されたため、サイトに表示できない状態です。
1、サイトの停止または利用不可
お客様のサイトが停止しているか、利用できないことが判明いたしました。お申し込みの際のURLにお間違いが無いかご確認ください。サイトが正常に機能している場合は、お申し込みを再送信指定d田だけ増すようにお願いいたします。
確かに自分のアドレスをhttpsでそのままアクセスしても404エラーで、httpとhttpsをリンクさせるためにはURL転送という機能が必須になります。
このURL転送という機能はあるURLを入力したときに移動させたいURLに誘導させてくれる機能で、ブログサービスでも標準で使えるところがありますが残念なことにはてなブログでは使えません。
なのではてなブログからではなく、取得した独自ドメインのサイトからURL転送の設定をする必要があります。
ドメインサイトは主にお名前.comやムームードメインを利用している人が多いと思うので今回はそれに絞って説明します。他のサイトでも手順はあまり変わらないと思います。
お名前.comの場合
お名前.comでは標準のプランからURL転送の機能がついているので、お名前.comでドメインを取得している人は設定から簡単に行うことができます。
手順としてはログイン⇒ドメイン⇒ドメイン機能一覧⇒転送PLUS(URL転送)から転送したURLを設定します。
ムームードメインの場合
残念ながらムームードメインの場合お名前.comのようにデフォルトでURL転送機能がついていません。なのでムームードメインと提携しているロリポップというサーバーを使います。
サーバーを使うからデータなど全部移さなければならないと思う人もいるかもしれませんがその必要はなく、基本的にサーバーに付属しているFTPというものを使用します。
FTPにはURLを転送させる機能がありムームードメインの場合はこの方法で行うのがもっともベストな方法です。
手順としてはロリポップとムームーのドメインを提携させる(どちらのさいとからも操作必要)⇒ロリポップFTP⇒新規ファイル作成⇒保存という流れです。
ファイル作成の手順
ロリポップ!FTPから新規ファイル作成
↓
ファイル名を「httaccess」にする。
↓
文字コードを「ASCII」にする。
↓
内容欄に以下をコピー
- RewriteEngine On
- RewriteCond %{HTTP_HOST} ^ドメイン\.com
- RewriteRule ^(.*) https://ドメイン.com/$1 [R=301,L]
↓
無事にhttpのアドレスからリダイレクトできたらOK
このような簡単な手順で無事にムームードメインでもURL転送が行うことができました。気になるのは料金ですが登録して10日間は無料で使用することができます。
なのでその間にちゃっちゃと申請しておくのが重要です。今後もワードプレスに移行するにしても便利なサービスで、月額も安いので登録しておいても損は無いと思います。
その他ドメインサイトの場合
基本的には②で説明したようにドメインサイトでURL転送機能が無い場合には新しくサーバーを登録してFTPを活用してURLをリダイレクトさせるのが一般的だと思います。
しかしドメインサイトの愛称やFTPがつかえるかなどはサイトによって異なるので事前によく確認しておきましょう。
審査時間が異常に長い場合
アドセンスの申請後の画面では「審査は大半は1日程度で完了します」とかいってますが実際にはそれ以上かかることがほとんどです。
しかしはてなユーザーの場合一ヶ月たっても結果が返ってこない場合もあるそうです。
そのようなケースの場合はURLを見逃されているか、適切に送信できていない可能性があるのでまずは一週間程度待って、それでも来なかった場合は申請を削除してもう一度再申請を行うようにしましょう。
無事合格へ
ぼくの場合はサイトのコンテンツ自体に問題は無く、サイトにそもそもつながらないという初歩的なミスのために何回も不合格になりました。
これに気づくまでに一ヶ月ぐらいかかりましたが無事に合格して一安心というところです。
このようにはてなブログでアドセンスを申請する場合には不具合が多く、ムームードメインを使っている人も多いと思うので同じような問題を抱えている人もいると思います。
本当ははてなにリダイレクト機能がつくのが一番なのですが、現状はこの方法がベストだと思うので、みなさんもぜひ参考にしてみてください。