クリエイターなら覚えておきたいAdobeのソフトの種類・特徴を用途別に紹介
最近ではソフトウェア・アプリケーションの普及により、パソコンがひとつあれば、画像編集や動画編集などクリエイティブな業務はほとんどこなせるようになりました。
ソフトには無料・有料問わずさまざまな種類のものが存在しています。
なので個人がソフトを選ぶ際には自分の好きなもの・あっているものを選択するのがよいのですが、数あるソフトの中でもAdobeからでているソフトがやはりデザイン関係の業界内ではデファクトスタンダードになっていて、一番多く使われていると感じています。
Adobeはフォトショップやイラストレータなどのソフトが有名で実際に耳にしている人も多いと思います。
それではなぜAdobe系のソフトが一番使われているのかというのでしょうか?ぼくが実際に使ってみて感じたことも含めたメリットはこちらです。
Adobe製品のメリット
使いやすい
ソフトウェアのデベロッパーとして長い経験があり、それらのノウハウが活かされていてUIなども非常に使いやすいものになっています。
視覚的にわかりやすいので業務におけるストレスなどもあまり感じません。
また機能性も高く、ほかのソフトウェアにも無いような最新の・ハイテクな機能を使うことができるのも特徴です。
最近のフォトショップだと勝手に人物などを切り取ってくる機能とかもでましたよね。また他にもAIなどの応用もあり今後もこれらの機能は進化していくと思われます。
業界の標準になっている
主に会社などで用いる場合は、会社間でデータのやり取りをするうえで同じ規格を採用するというのは非常に大事なことです。
その規格としてAdobe製品が選ぶことが多く、納品なども「AIデータ(イラストレータの拡張子)で」と拡張子を指定される場合も多いです。
なので個人ではなく、企業とのやり取りが直接ある場合などは業界の標準になっている製品を選択するというのは必要不可欠になってきます。
また利用している人も多いので情報などがネットでたくさんで回っており、わからないことも解決しやすいのも利点です。
サポートが充実している
Adobeは世界でも多く使われていて、組織としてもとても大きく膨大なカスタマー(顧客)を抱えているためそのサポートも充実しています。
サポートは電話だけでなくサイトのチャットボックスからも手軽に行うことができ、迅速かつ丁寧な対応なのでとても好印象です。
Adobe製品の種類
実際にAdobeにはフォトショップやイラストレータだけでなく動画編集やWebデザインなどに用いる便利なソフトなどがたくさんリリースされています。
しかし数多くリリースされている反面、リリースからすぐ提供停止になることもあるので、今回はそれらの種類でよく使われているものに注目してピックアップしていきたいと思います。
画像編集系
photoshop
画像編集で言えば王道ともいえるソフトで、必要な機能はこれひとつあればほぼ事足りてしまうのではないでしょうか。
フィルターの種類や使える機能なども豊富で業務で必要とされるハイレベルな要求にも応えられる便利なソフトです。
基本的にに画像編集のイメージが強く、フィルタリングや合成がメインと思われがちですがブラシの数なども多く普通にイラストを描画することもできます。
Lightroom(Classic)
画像の補正に特化した画像編集ツールで主にカメラマンなどが自分で撮影した写真を加工する際によく用いられます。
またストレージも大容量でチームで使う場合でも問題なく、快適に行うことができます。最近で機械学習を用いた顔認識などで仕分けなども行えるなど便利な機能も増えています。
Dimension
2D(二次元)で撮影した画像を3D(三次元)データとして扱うことのできるツールです。
今日ではパンフレットやウェブサイトなどで3Dデザインの需要があがってきているのでこれらのツールも重宝されていくと思われます。
動画編集系
Premier Pro(Rush)
高機能な動画編集ソフトで、動画編集において必要なトリミングやフィルタリングなどの作業はすべて行うことができます。
動画のフォーマットのカバーする範囲が広くさまざまな規格を取り扱うことができるのも便利です。番組制作会社やYoutuberなど幅広い現場で使われていることでも知られています。
After Effects
動画内にエフェクト(効果)を配置できるソフトで、これがあれば手からビームを打ったり、魔法を放ったりするモーションが作成することができます。
素材を位置から作らなくても、リリースしている場所もあったりするのでそれらを使えば簡単に迫力のある動画を作成することができます。
Prelude
動画を作成する際に用いる動画ファイルなどを一括で管理する場合に用いるソフトになっています。
タグ付けなどで管理する上で便利な機能も充実していて同社でリリースされているPremier Proとの相性もよく、一緒に使われることが多いです。
Webデザイン系
Dreamweaber
WebサイトでWebアプリで必要なHTMLなどのコーディングの作業を行うツールで、コードの補完や色分けなどエディターとしても優秀で効率的に作業を行うことができます。
また今日ではモバイルユーザーが主流ですが、それにカバーするレスポンシブデザインにも対応しています。
一から作りこまなくてもテンプレートが充実しているので開発の手間を省くことができます。
Adobe XD(Mobile)
最近流行のUI/UXのデザインが簡単に作れてしまうソフト。
今日のWebサイト・アプリケーションにおいてこのUI/UXは非常に重視されていて、数多くの企業でもデザインの見直しなどが行われています。ほかのAdobe製の互換性もよく、今後注目のツールのひとつです。
デザイン全般
Illustrator
フォトショップと並んでAdobeを代表するデザインツール。
拡大しても粗が出ないベクター画像を作成するソフトで、主に企業のロゴやキャラクターなどをデザインする際に用いられることが多いです。
チラシやパンフレットだけでなく、Web業界などでも開く扱われ業界では必要不可欠なソフトのひとつといわれています。
Indesign
カタログやパンフレット、冊子などのレイアウトを作成するときに用いられるツールで一般的に印刷業界などで用いられることがおおいです。
チームで開発する際にも便利な機能がそろっていますすし、普通の冊子だけでなく最近需要のある電子書籍などにも対応していることが特徴です。
Incopy
主にIndesignとセットで使われることの多いツールで、レイアウトの完成したデザインに文字を挿入・構成などを行う際に用います。
主にコピーライターや編集者が使うことの多いソフトで、チームでの業務することも想定されているのでそういった作業の場合もストレス無く行っていくことができます。
アニメーション
Animate
ゲームやWebなどで用いる動的なアニメーションを作成する際に用いるアプリケーションで、広告なども動的なものが増えていることが多くなってきてその需要も高まってきています。
HTMLやWebGLnadoさまざまなプラットフォームにおいて使うことができるのが特徴でゲーム・広告問わず幅広い分野で使っていくことができます。
Character Animater
アニメーションで使われるキャラクターを作成・デザインするツールで一から作ら無くても画像を認識して勝手にアニメーション化してくれるのが特徴です。
最近はやっているVtuberの原理と同じように顔や身体のモーションを認識して実際のキャラクターに反映させることもできます。
音声
Audition
今まで紹介してきたものとは少し方向性が異なり、音声ファイルを編集する際に用いるツールになっています。
ミキシングのみならず、ノイズの除去や音量のバランスなどを整える際に使われ、ナレーションやレコーディングの際などにも幅広く活用されています。
その他
Acrobat
Adobeの規格として広く知られ。用いられているPDFを閲覧したり、編集したりするソフトでOSに標準搭載されていることもあるので見たことある人も多いと思います。
種類がいくつかありますがAcrobat DCは無料でも使うことができます。
Stock
クリエイティブな製作に欠かせない高品質なライセンスフリー画像を利用できるサービスです。
サイトのデザインを行う際に自前で写真を用意するのは大変ですし、プロに頼むのもお金がかかるのでこのサービスを使う人も多いと思います。ブロガーとしてもサムネイルなどでつかえるので利用しいる人も多いと思います。
Bridge
個人製作やチーム製作 のみならず、クリエイティブな製作をする上で使用するファイルやアセット(素材)などを一括で管理できるソフトです。
パッケージ版の頃は付属していることが多く、これがあれば簡単な編集や蔵独活にアップロードなど管理に必要な機能がそろっているのでそれぞれのソフトと組み合わせて使うのが良いでしょう。
まとめ
このようにAdobeにはさまざまなソフトがリリースされていてフォトショップやイラストレータだけでなく、動画編集やWebデザインで使えるようなソフトが数多くあります。
これらはデザイン系の業界だったら必ずといっていいほど使うので、学生の人とかだったら学生割引などもあるので勉強として使ってみるのも良いと思います。
また用途別にしたことによって自分が目指したい分野のソフトがよりわかりやすくなっていると思うのでソフト選びの際にはぜひ参考にしてみてくださいヾ(@~▽