忙しい激務な会社と暇で退屈な会社を比べるとどちらがキツいのか?
会社で働くことにおいて、自分がどんな仕事をするかというのも大事ですが、その仕事量はいったいどれくらいかというのも重要なポイントですよね。
仕事量は会社によって様々ですしそれに対する考え方・捉えかたも人それぞれです。
ぼくはいままででどちらも経験したことがあり、結論から先に言ってしまうとどちらもツラいと感じてしまいましたorz
辛さにも種類があり、それらの時代を振り返ってみてそれぞれのメリット・デメリットを考えていきたいと思います。
めっちゃ暇な会社の体験談
このときは大学を卒業して最初に入ったところで事務系の職種に入りました。一緒に働いている人もみんな良い人だし、落ちついた雰囲気もあって今思い返してみてもホワイト企業の部類に入っていると思います。
場所にもよると思いますがぼくの場合は電話対応やワードやエクセルの資料をいじいじするのがメインの仕事でした。
もちろん忙しいときもあったのですが基本的には時間が常に余っているという感覚を感じながら日々すごしていました。
暇な会社のメリット
気持ちに余裕がある
基本的に忙しい会社だと綿密にスケジュールを組んで時間に沿ってタスクをこなしていかなければならないなど緊張した雰囲気がありますが、暇な会社だと特に切迫したスケジュールも無いのでマイペースでゆとりを持って作業ができます。
なので精神面的にはストレスがなく、与えられた仕事は余裕を持ってきっちりとこなしていくことができます。
気持ちに余裕があるとミスなども多くなってしまうのでこれは良いメリットだと思います。
残業が少ない
やる仕事がそもそも限られているので就業時間までに仕事が残っているということがあまり無いので、ほぼ残業という概念が存在していませんでした。
なのでだいたい就業時間の五分前ぐらいになるとみんな片付けの準備をはじめていましたねw
定時に帰社できることによって、家に帰ってから自分の趣味に没頭したり、資格の勉強をしたり様々なことをすることができます。また疲労感もそんな無いのでそれらを行う体力も十分にあります。
別のことができる
これはあまり進められたものではありませんが、どうしても暇なときなどはネットで調べ物をしたりエクセルの勉強をしたりと業務とは関係ないこともできてしまいます。
普段行っている業務内容ではスキルアップが難しい分、こういう分野で知識などを習得していました。
暇な会社のデメリット
時間が長い
物理的にいえばほかの会社と比べても労働時間が同じのはずですし、むしろ残業がすいないので短いぐらいなんですがとにかく体感時間が長いです。
忙しいときは5分なんて数秒みたいな間隔ですが、暇なときは一時間ぐらいに感じます(さすがに盛りすぎ)
とにかく時間が長くを感じると結構つらいです。時計の針ばかり気にするようになりますし、やることも特に無いときは仕事をしているフリをしなければならないので罪悪感もあります。
また別の業種の友達は今頃~とか考えちゃうと結構来るものもありましたね。
スキルアップがしづらい
暇である=仕事量が少ないということなので、経験できる業務の幅が狭くその業種におけるスキルアップがはかりづらいということになります。
その会社にいる限りは大丈夫かもしれませんが、別の企業へ転職活動を行う際にアピールポイントが不足してしまって他の候補者と比べても不利な状況になってしまう可能性があります。
給与が少ない
これには会社自体の業績的な理由で自分に回ってくる仕事の量が少ないのか、自分の評価・役職が理由として仕事が少ない場合の二種類があります。
この結果どちらにもいえることはその労働者に対する給与は低く見積もられやすいという点です。
仕事が少ない=ラッキーと思うかもしれませんが実は会社の経営自体が危なく仕事が無いという状態もあるかもしれないので注意が必要で現状に甘んじていてはいけません。
忙しい会社時代
結局最初にあげた暇な会社は暇であることが苦痛に感じてしまったので一年ほどで辞めてしまいました。
次は心機を一転して忙しそう(労務形態が若干ブラック)な営業職を選んでみました。しかしそこでも良いこと・悪いことは当然ありました。
忙しい会社のメリット
充実感がある
忙しい業務に追われるのは大変なことですが以前と比べても漠然とした仕事をしている感を感じることができます。
仕事をこなしていく中で達成感などもあるので、日々の充実感も大きくなっていきました。
忙しいことによって時間が短く感じるようになってあっという間に就業時間が来たという感じなので、前の環境で感じていたような”時間が長く感じるストレス”からは開放されました。
スキルアップできる
忙しい会社だと振られる仕事の量だけでなくバリエーションなども広いので、様々な経験ができるようになりました。
実際の経験だけでなく限られた時間でタスクをどうこなしていくかなどのカも身につくので結構役に立ちます。
これらで得たスキルは昇進の際の評価や転職活動においても有効になっていると思うので良いメリットだと思います。
嫌なことを忘れられる
良くも悪くも忙しいと仕事以外のことを考える余裕がないので、嫌な事や無駄なことを考えている暇が無いです。
ぼくは結構小さい事を気にしたり、当時は結構悩みも多かったのですが仕事をしているときはそれを忘れられていたので助かっていました。
しかし忘却は解決ではないので実際にその悩みや問題が根本的に解消されているわけではありません。
そのストレスの原因が会社に起因している場合もあるので忘れるのも大事ですが、必要な場合は問題を解決することのほうがが重要です。
忙しい仕事のデメリット
自由時間が無い
忙しい会社は残業が多かったり、残業を禁止しているため家に仕事を持ち帰らなくてはならないといこともあり結果的に帰宅してから自由に過ごせる時間が少なくなってしまいます。
個人的にはプライベートな時間を大切にしたかったのでこれはキツかったです。
体調を崩しやすい
生活習慣が不規則になるという点もありますが、忙しいとその分ストレスを受けることも多く体調を結構崩しがちになっていました。
ぼくはストレスを受けると特に胃腸に来るので胃炎や逆流性食道炎などによくなりました。
メリットにも書いたように忙しいと仕事に集中してしまうので自分の体調の些細な変化に気づきにくくなっていて、ことが大きくなってから気づくというパターンも多いです。
またなかなか病院に行く時間もとりづらいとも思いますが、健康が第一の資本なのでそこは注意して気をつけるようにしましょう。
常に気持ちが焦ってる
仕事が終わっても常に仕事のことを考えてしまいやすくなるので休日なども安心して休息を取ることが難しくなります。
なので常に緊張しているような状態になるので自律神経もよくバランスがおかしくなっていました。
それぞれの対策
自分の評価を上げる(暇の人)
仕事量が少なくて暇という場合には自分の役職がまだ若くて仕事を任してもらえないという理由も考えられます。
役職や評価が上がることによって任される仕事も増えてくると思うので暇という状況に甘んじず積極的に仕事をもらう姿勢も重要です。
実際にぼくも与えられた仕事は丁寧に行い、空いている時間に積極的に仕事をもらうようにしてから任される仕事も植えていきました。
とりあえず慣れる(忙しい人)
仕事量の多いのは大変ですが、仕事をこなしていくにつれタスクも効率化していくと思います。
誰でもはじめてやるようなものは難しく感じてしまいますがある程度慣れてくるとルーティン化するものもあります。
なのでいきなりハードな会社と決め付けずにまずは仕事内容を覚えて、それを効率的に行えるような工夫を積極的に行っていくとそれに対する疲労感も軽減するのではないでしょうか。
転職する(どっちも)
上に書いたようなことを行っても改善が行われず、その会社で働き続けるのがツラいと感じている人はさっさと転職してしまったほうが幸せになれる確率が高いです。
しかし無闇に企業を選ぶようなことをしてしまうと同じことの二の舞になってしまうので企業を選ぶ際は慎重に行うようにしましょう。
まとめ
このように多忙な会社と退屈な会社の二つを経験してみて個人的に思ったことですが、冒頭にも書いたようにどっちも結構ツラいです。
どちらも別のベクトルの辛さがあるのでどっちのほうがつらいとは一概に言うことができません。個人的には暇すぎるほうがちょっとつらかったです。
これらは性格によっても向き不向きがあるのかもしれませんがが個人的な感想をいえば、忙しすぎず・暇すぎずの適度な仕事があるのがベストだと思います(当たり前)
入社する前から仕事量を確認するのは難しいのでサイトや口コミなどを参考にして判断していきましょう。
また現状仕事量に問題がある人は自分から何かアクションを起こすと変わるかもしれないので不満を感じている方はとりあえず動いてみることからはじめてみましょう(´O`)