人工知能などが現れる時代にはIQよりもEQの方が重要な話【感情も大事】
よくテレビやメディアなどで聞く言葉の中にIQという言葉があります。
IQとIntelligence Quotientの略称、つまり頭の回転の速さを表せる一つの指数であり、これは一般に知能指数とも呼ばれてたりしています。
IQが高いと頭の回転が速いので、問題を素早く解決することができたりとビジネスやプライベートでもメリットがあります。
テレビではIQを鍛える番組や、番組内でIQの人などが頭脳派タレントとしてメディアに取り上げられることも多いです。
最近では高IQ集団「MENSA」の陳地土間高まっていてIQ界隈は昔から世間的にも注目されているといえます。
MENSA会員の有名人
- ・岩永哲也(俳優・神)
- ・宇治原史規(お笑い芸人)
- ・パックン(お笑い芸人)
MENSA会員にはほかにも医師や弁護士など難しい職種の人も多く在籍しているといわれ、知能指数の高さとも相関がありそうな気がしますよね。
IQが高いメリット
学習効率が高い
IQが高い人とは一般的に記憶力や理解力が高い傾向にあるので、勉強などの学習効率は高いといえます。
普通の人が1を知る内容でもIQによっては2こも3こも知ることができ、知識習得のスピードも高いです。
なので資格の勉強などでも早く資格を入手出来たり、仕事の呑み込みが早く様々な仕事を任されることもあります。
論理的である
一般的にもぼく自身の実感としても、IQの高い人はものごとを論理的にとらえて、
的に思考し、論理的に発することが多いです。
論理的に考え方は筋が通ていて、合理性も高いので特に仕事面などにおいては重要な考え方になってくると思います。
感情的に考えると難しいことも多いですが、論理的に考えると余計な概念がないので思考としてもクリアものになります。
判断力が高い
知能指数の計測で使われるIQテストでは、その問題を解けるかということもできますがどのくらいのスピードで解けるかというのも重要になっています。
IQテストって時間をかけて考えてみると普通の人でも意外に解ける問題も多かったりするんですよね。
なのでテストにおいてはいかに早くその回答を導くこができたかというのも重要なポイントになっていきます。
なので必然的にIQが高い人というのは瞬時に回答を導き出せる人のことで、その他の問題解決などにも瞬時に判断を下すことがしやすいといわれています。
IQの弱点
IQは操作しやすい
知能指数を測るIQテストにも弱点があり、それは練習していくことにおりIQの底上げが割と簡単ということです。
IQテストでは結構パターン化されているものもあり、問題を複数解いていくうちにある程度規則性があることがわかると思います。
なので同じIQ120というスコアが出たとしてもそれが所見のものなのか、練習して身についたものかというのでは若干異なる気がします。
練習でIQを上げた人はIQテストを処理する能力は向上しますが、その他の業務などで同じようなパフォーマンスを出せない可能性もあります。
もちろんテストを焚いていくことは頭の活性化にも有効などでデメリットなどはないですが、IQがが学力を示す絶対的な基準かといわれると疑問に思うこともあります。
IQが高い=仕事ができるではない
IQが高いと頭が良いのでビジネスシーンにおける仕事などもテキパキこなせるという世間的なイメージがあります。
実際にIQの高い人に仕事のできる割合は高いほうだと思いますが、それでもすべての高IQ者が仕事ができるとはかぎりません。
たとえば知能で言えばかなり高い水準を誇る大学を卒業したとしても、仕事ではあまり使えないといった話もよく聞きます。
仕事ではもちろん頭も使いますが、それだけではなく人と人とのコミュニケーションなどほかに重要なことはたくさんあります。
なので高いといってもそれが必ず仕事ができるという判断材料にするのは少し危ないと感じています。
AIの台頭
最近では人工知能・AI(Artificial Intlligence)という言葉もよく耳にし、これは機会がプログラムにより学習・情報処理などを行うもので近年注目されています。
人工知能では機械学習(ディープラーニング)というアルゴリズムを駆使していて、これにより複雑なデータなどでも簡単に統計処理などが行えるようになります。
これらの技術が増えてくると計算や記憶は人間よりも機械の方が優秀になることもあり、IQの高い人でも歯が立たずとってかわる可能性もあります。
実際にAI技術が進歩していくうちに淘汰されていく職業なんかも予想されていてテレビやメディアで目にすることがあります。
実際にオックスフォードの研究では銀行の融資担当や施設の案内係・データ入力作業員などはAIにとって代わるといわれており単純な計算などを行うような仕事はリスクがあります。
これからはEQも重要
このように世間的にもてはやされているIQですが、IQテストの穴やの台頭などを踏まえてみると、これからはEQという概l念も重要になってくると思います。
EQとはEmotional Intelligence Quontientの略称で、日本では感情指数とも呼ばれ相手の感情の読み取りや状況対応能力など特に対人面で有効なものです。
ビジネスシーンやプライベートなどの場面ってすべてが合理的に動くわけではなく、感情面によるところも多いです。
なので合理性だけではうまくいかないことも多く、クライアントの表情の些細な変化を認識して対応するなど細かな動きが必要になります。
IQでは今後鍛えても、AIの出現など限界が見えてきているのでIQを伸ばしていくよりもEQに注目していくのが良いと思います。
EQを鍛えるメリット
プライベートが円満になる
EQを高めていくことによって人の感情の機微など些細な動作を認識できるようになります。
人間は感情を持つ動物なので特に家族観などプライベートの面では合理性よりも感情的な面のほうが優先されることが多いです。
人は口から発せられる言葉だけを見ても本心とは異なっている可能性があり、それを表情などから判断して真意を汲みます。
こうして感情面を鍛えることによりお互いの感情のすれ違いなども起きにくくなり、友好関係の円満にもつながります。
仕事で成功しやすい
仕事面では合理性や生産性などが重視されることではないですが、ビジネスシーンではそれだけではありません。
会社では業務だけでなく、職場環境や暗いなんと先などの対人関係なども重要になってきます。
会社の中では業績なども評価されるポイントですが、その人が上司などに気に入られているというところもまた大きなポイントです。
なので昇進など仕事で成績を上げるためには合理的な思考だけでなく、ときには感情面を重視して、状況判断を行っていくのが良いと思います。
実際に感情などを利用して交渉などうまくいくこともあるので、EQを高めることは会社での業績を高めることにもつながります。
積極的になる
EQが高まっていくと対人関係のスキルが上がるので周りに人が集まることも多くなると思います。
そのような環境の中でお互いに刺激したり、協力していくことによってより積極的な性格になることができます。
普段消極的で人間関係が苦手、所謂コミュ障の人でもEQを高めるとによってコミュニケーションスキルが高まることもあります。
EQの鍛え方
EQもIQ同様生まれる気だった李幼少時の段階で形成されることが多いのですが、もちろんあとからトレーニングで鍛えることもできます。
人の話をよく聞く
EQを鍛えるためには人の話をよく聞くというのも効果的で、ただ単に耳に流すだけでなく言葉の意味などをしっかり考えると真意が見えたりします。
また話を聞く際は相手の表情などをよく見ることによって、言葉とは裏腹の意味なども見つかる場合があります。
なので何気なくしている会話の中でも、意識しながら会話していくことによってEQも高められると思います。
芸術に触れる
感情指数を高める際は芸術に触れるというのもポイントだと思います。
芸術にはさまざまありますが、手軽で効果的なものとしては音楽や小説などがあります。
音楽ではメロディで感情面を刺激することができるし、小説では表情がなく活字から情報を得る必要があり鍛えるのに向いています。
とくに小説などの「行間を読む」という能力はコミュニケーションの面においても重要な要素ではないかと思います。
感情を出す
普段からあまり表情をあまり表に出さないという場合にはEQが低くなっているという可能性もあります。
コミュニケーションにおいてお互いに感情を表すことによって情報も伝えやすいですし、円満な活動には欠かせないものですね。
なので普段から自然に感情が乗れるようにトレーニングし、それをうまくコントロールできるとEQも高くなります。
おすすめとしてはやはり芸術に触れることで、芸術に触れると何かしらの感情が動かされると思うのでそれを我慢せずに表出することです。
普段から感情を抑えることはストレスにもなりますし様々な意味で感情を吐露するというのは重要になってくるとおもいます。
まとめ
一昔前まではIQが高いことが素晴らしいとされ、番組で特集されたり世間的な評価も高かったですが現在では疑問的な声もあります。
IQは測定方法やAI台頭などで絶対的ポジションが見直され、新たにEQという感情指数の面も注目されるようになりました。
ビジネスでもプライベートでもやはり知能の高さだけではうまくいかないことも多く、感情面も重要な側面になります。
感情面での指数を高めることによってIQと相乗効果でさらに自分の自身の成長にもつ繋がっていくのではないかと思います。