最近の日本の治安がどんどん悪化している気がするので、その理由と対策を考える
最近何も罪の無い大人や子供たちが巻き込まれる痛ましい事件が続き、日本もなんか治安悪くなってきたな・・・と感じることも多くなりました。
直近の事件
- ・池袋の高齢者ドライバー暴走
- ・官僚の違法薬物所持
- ・川崎の無差別殺傷事件
など物騒なニュースをよく耳にしますよね。
少し前まで若干穏やかな日々が続いていたので、いきなりこのような大きな事件が多発すると心理的にも不安になります。実際に日本の治安は悪化して言っているのでしょうか?
警視庁のデータなどを見てみると日本の犯罪率は年々減り続けていて、犯罪が起きたときの検挙率も高くなっている傾向にあります。
なので実際には犯罪自体の数は減少しているものの、最近の事件は従来のものと若干異なる傾向にあると思います。
以前までの犯罪は被害者に恨みがあるとか、問題を抱えているなど事件と被害者に因果関係があるものが普通でした。
しかし最近の事件はそのような因果関係が無く、普段普通に暮らしている一般人にも被害を被る確率が高くなっていて今後も起こる可能性が高くなってきていると思います。
- ・以前・・・被害者少・因果関係あり
- ・最近・・・被害者多・因果関係なし
なので今回は大まかなタイプとその対策をざっくりとまとめてみます。
今後増えていきそうな犯罪と対策
高齢者ドライバー暴走
日本では高齢化社会が急速に進んでいて、現在でも日本全体の人口の三分の一が高齢者(65歳以上)だといわれています。それが20、30年と後になってくるとその数は人口の半数近くになります。
日本で自動車の免許を持っている人は約8000万人なので、単純に計算するとあと数十年後には約4000万人(実際はもっと多い?)が高齢者ドライバーに分類されます。そうなってくると暴走事故の割合もかなり増えてくるのではないかと考えられます。
これは別に悪意があって起こしているひとはほぼいないと思いますが、それが引き起こす災難は計り知れません。このような暴走が起こる大半の理由はブレーキとアクセルの踏み間違えです。
歩行者にとってこれらを未然に探知するのはとても難しいことですが、たとえばブレーキを踏まなければいけないシチュエーション(たとえば横断歩道や駐車場)などはとくに注意したほうが良いでしょう。
運転側としては、被害者の方も会見でおっしゃっていましたが少しでも運転に不安があるのなら免許の返納も視野に入れておくべきでしょう。
最近では自動運転(AI)などの技術が進化しているので機械がサポートできる時代がきたら少しは事故も減らせるのではないかと思っています。
違法薬物の蔓延
これは昔からもよくある犯罪ですが最近は特にひどくなっているような気がします。最近では元アイドルグループのメンバーや文科省の職員がこの所持で捕まっているのが記憶に新しいですね。
芸能人だけでなく、国を管理する役人までもがこのような犯罪に手を染めているのはかなり問題ではないかと思います。
この蔓延を促進した原因のひとつはインターネットです。昔はゲームセンターや繁華街の裏道などが経路としては知られていましたが、最近ではネットの発達のより海外などの闇サイトから取引するというケースも多いそうです。
主な経路
- ・知人
- ・クラブ
- ・ネット など
このようにインターネットによって多くのメリットをもたらしてくれましたが、一方で負の面も浮き彫りになっています。
違法ですが薬物もビジネスなので悲しいこととですが、需要があるから成立してしまっているというのが現状で利用者も若年層に多い気がします。
最近では啓蒙活動のほかにも、闇サイトなどの摘発などが多く行われていますがなかなか事態はいたちごっこでなかなか収拾していません。
アメリカの一部の州では大麻が合法になっていたり、その有用性が謳われたりしていますが日本国内においては現在も違法で、国民である以上は法律を守るのは義務です。
以前よりも薬物の存在感が身近に感じる昨今ですが詐欺やまがい品も多いので絶対に手を出さないようにしましょう。
”無敵の人”による無差別攻撃
川崎の事件が起きてから「無敵の人」というワードが世間に広まるようになりました。
この言葉は2ちゃんねるを創設したひろゆき氏の言葉で、ノーフューチャー・ノーマネーで家族や世間体など守るものの無い人のことを指します。
このような人たちが世間に対して何かアクションを起こす際にはいろいろありますが、もっとも過激・最悪なケースに無差別攻撃があります。
彼らは社会に対して何らかの感情を抱いており、それを訴えようとして事件を起こすケースもあります。
このような事件を起こす人の特徴
- ・生活環境が複雑
- ・社会に対してのコンプレックス・被害者意識がある
- ・失うものが無い(貧困など)
- ・精神的疾病
- ・40~50代 など
しかしこのようなケースにいても一生懸命まじめに生きている人たちがほとんどですし、それらの特徴自体が悪いことではありません。
最近では経済格差が広がったり、SNSの普及によりその格差も実感しやくくなっています。それによって社会に不満を感じそれが事件につながることもあります。
このように社会的システムが引き起こす問題もあるので、社会的弱者もサポートできるような整備を整えることが今後同じような事件を生み出さないためにも必要だと思います。
また普段生活する中でこのような状況を察知するのは難しいとは思いますが、絶対遭遇しないという保証は無いので、たとえば道中で音楽を聴かないなどいつもよりも危機意識を持ったほうがいいでしょう。
まとめ
ここ最近の犯罪率は減少傾向にあります。しかしいままでの因果関係のある事件とは異なり、平凡な生活を送っている一般人でも被害に遭いやすいタイプの事件が増加している傾向にあり、今後も増えていくと思います。
またこれらの事件は年齢層によって起こすタイプの犯罪の種類に偏りがあると思います。
- 高齢層・・・交通系
- 中年層・・・無敵の人
- 若年層・・・薬物 など
理由もさまざまですが今回挙げてみたような新しいタイプの事件は社会的システムが根本な原因にあるものが多い気がします。
社会システムの整備やテクノロジーの進歩によりある程度緩和できるかもしれませんが、普通に生きていく中で危険に遭うかもしれない以上、いままでのような姿勢ではいられません。
なので今までよりも危機意識を持って、自衛するぐらいの意識で生活することがこれから求められてきそうです。