炎上商法は効果あるかもしれないけど長期的に見れば意味がないと思う理由
自分の知名度を上げるための方法の一つとして炎上商法・炎上マーケティングというものが存在しています。
これは比較的新しいもので故意に問題になるような発言や言動を起こし世間に注目を集めることで自分の認知度を増やすというものです。
炎上マーケティングの増加
以前にも同じようなモノはいくつもあったと思いますが個人でも活動できるYouTuberなどが増えてきてから炎上商法自体の知名度も上がってきています。
もちろんすべてのクリエイターに当てはまることではないですが、短期的に多くの人を集められるので大なり小なり活用されていることが多いです。
炎上商法のメリット
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・注目度があがる
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・短期間で可能
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・宣伝費用が少ない など
具体的に言えば小さな嘘やブラフを混ぜるものや不謹慎な話題をあえて取り扱うなど規模にも大小があります。
一見メリットが多いようにも見えますが最近では炎上商法も過激化したりして大きな問題として取り上げられることもあり負の側面も垣間見えるようになって来ました。
今後、アイドルとかがセクハラ告発したら「またレペゼンか?」「炎上商法か?」ってクソリプはつくんだろうな。ライバー系の女の子の場合は、それ自体の信用度も落ちるだろうし。でも「最高の冗談」なんだし、仕方ないのかなあ。
— 徳重辰典@FGOのんびり (@tatsunoritoku) 2019年7月20日
最近のものだとセクハラやパワハラの問題を利用して炎上マーケティングしようとしたYouTuberが不謹慎だとして結局本物の炎上案件となってしまいました。
本当の炎上案件になると損失のほうが大きく、これからも安易に炎上商法は使わないほうが得策であると思う理由をあげて見ます。
炎上商法をやめたほうがよい理由
ユーザーの質が低下
炎上マーケティングを活用すれば短期間で多くの注目が集まりますが、その大半は一度だけのしか見ないことが多いです。
購読者数も増え、継続して定着する人もでてきますが、それらの多くは批判する人とアンチと呼ばれる攻撃者が大半です。
炎上で実際に訪れる人
- ・気になってきた人
- ・批判しにきた人
- ・攻撃しにきた人 など
そして炎上問題を受けてもともと購読していた質の高いユーザーも離れてしまい結果的に質の低いユーザがだけが残るという状況になります。
質の低いユーザーが増えると収益性も低く、ページも荒らされやすくなるので結果的に損失になることが多いです。
自分の評価が下がる
短期間で多くの人を増やそうとあせった結果援助商法を使おうとすると自分の評価が大きく下がるケースも多いです。
いままでクリーンなイメージで活動してコツコツをコツコツを成果を上げてきた人が炎上商法などを用いると急速に自分の評価がガタ落ちします。
たとえばクリーンなイメージでやっていた某トップYouTuberも複数の浮気をしていてイメージが大きく下がったケースなどもありますよね。
実際にあったもの
- ・女性関係
- ・詐欺
- ・犯罪関係 など
それによってメディアに取り上げられ登録者数も増えたと思いますが、自分の浮気をしたという情報は尾びれ背びれをつけられ悪評として一生ネットに残ることになります。
仮に自分の子供が親の名前を検索したとして悪い噂だったら子供としてもショックが大きいですよね。こういうネットの評判は長く残るものなので安易な炎上商法などで自分の評価を落とすというのも覚悟しておいたほうがよいですね。
過激化しやすい
炎上商法の一つの特徴として過激化しやすいという特徴があります。
はじめは小さなドッキリ系のものが主流だったのにいつのまにか過激化して取り返しのつかないような炎上案件になることも増えてきました。
最近あった炎上
- ・パワハラを炎上ネタとして扱う
- ・京アニの犯人を擁護する
- ・ものを無駄使いする など
炎上商法は一度世間が認知してしまえば今後同じようなものでは注目は集めにくくなり、炎上の規模としても過激なネタのほうが盛り上がる性質から不謹慎と思われるコンテンツでも普通に出回っているのが現状です。
しかし炎上商法は過激化すればするほど成功率は低くなりますし、世間からのバッシングも大きくなり長期的な成長が難しくなります。
損失が出る可能性がある
炎上商法に用いるネタとしてはさまざまにありますが、自分の発現や言動において第三者に害が及んだ場合は自分に損失として返ってくる場合があります。
例えば第三者の名誉毀損に当たる場合や、企業の商品に不当な言いがかりなどをつけた場合は損害賠償など裁判案件になる可能性も高いです。
炎上商法はもっぱら利益を上げるために行われるものなのにやり方を間違えれば罰金を受けるなど損失しかないということも十分にありえます。
身にに危険がある
炎上が起きた際にもっとも最悪なケースは自分自身に実際に第三者によって危害を与えられるということです。
いまでは個人でもブログや動画で顔を出していたり、イベントやセミナーなどで実際に触れ合える機会も多く用意されています。
これらはファンにとっては嬉しいものですが、実際に訪れる人がファンだけではない可能性があります。
近年モラルの低下などが原因なのか個人が実際に特定されて危害にあうというケースが急増しています。最近ではアンチがブロガーを刺殺したHagex事件なども有名になりましたよね。
欲にネット上では悪い行いをした人に対し住所などを特定したり、悪い人なら何をしてもよいという私人制裁的な考えが強く、これからもその流れが大きくなっていると感じます。
実際にある私的制裁
- ・住所特定
- ・卒アル流出
- ・関係の情報 など
もちろん悪いことをすれば裁かれるべきですがそれは法が裁くべきで、私人が裁くのは間違っていますしそれこそ犯罪です。
しかしネットリンチてきな流れはいまだ根強く、無敵の人など今までに無いタイプの人も増えてきたため顔出しや触れ合う機会があると実際に危害を与えらる可能性も出てきます。
もちろん顔を出していてもクリーンに活動していればこのようなリスクは少ないですが、普段から炎上させたり煽情しているようなひとは恨みを買ったりされやすいので危害に会うリスクも高くなってしまいます。
安易な炎上商法は避けるべき
このようなことから炎上商法は割りと世間的にポピュラーに受け止められていますが実際にはかなりリスクがあると思います。
最近では個人が顔を出す機会も増え、ネットを通じて不特定多数の前にさらされることも多く、さらに今までになタイプの人も出てきて誰でも危害に合うケースが高くなっています。
もちろん炎上マーケティングは多くの人が実践している通り効果も多少はありますが、成功しても実は長期的に見れば損失だし、失敗したらかなり大きなデメリットは降りかかることになります。
なので個人的にはコツコツと健全に運営していくのが一番ノーリスクだし、ユーザーの質としても高くなってくると思うのでおすすめしています。
炎上系自体のネタもモラル低下などを招き、YouTube等のプラットフォームから見ても何時規制の対象になるかわからないのでやはり王道に継続していくことを心がけていくのが将来的にも一番ベターになってくるでしょう。